2010年01月09日

家電販売に見る小規模店舗の活用

家電業界では、大手量販店の寡占化が進んでいますが、どうしても大きな店舗では高齢者を中心とする地元密着の電気店を生かす動きが始まっている。メーカーのみならず、大手量販店も地元の高齢者を顧客とする地元電気店と連携する動きが始まっている。
これは、デジタル家電を始め、商品の機能や操作方法の複雑化による商品の説明が大手量販店は出はフォローしきれないこと、さらに信頼関係を軸とした地元での基盤を生かすことで、新たな市場を拡大することが狙いとなっている。
最大手の家電量販店では、加盟店量を徴収したうえで、地元商店街に量販店と同じ価格での販売価格で提供できるようにすることに取り組んでいるが、あまり地元商店街と大手の対立構造ではなく、両者の共存関係が成立すればよいのですが、一方的に商品の供給をやめたりするなど、くれぐれも、独占禁止法上の優越的地位の乱用につながるようなトラブルがない形で進んでほしいものです。

 
 
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posted by NAY at 09:52| Comment(0) | 企業経営理論

2008年05月27日

行き過ぎたコンプライアンス

 コンプライアンス(法令遵守)を実践しないと企業が倒産する。内部統制どのように実現するか。昨今このような話題で企業内のコストが増大しているものと思います。制度の理念的な部分には賛同しますが、法律を形式的に遵守しただけでは、不祥事の発生を防ぐことはできないと考えています。またそれだけではなく、かえって企業コストを増大させ、企業の活力が奪われる可能性すらあります。同趣旨のことをおっしゃっている大学教授の先生もいらっしゃいましたが私もそう思います。

 いろいろと法律名を並べる前に、現場の従業員の意識の程度、企業の構成員の横や縦のコミュニケーションの円滑性がどこまであるのか検証し、足りない部分で、実現可能なルール作りを行い、さらに、ルールで縛るのではなく、ルールから意識を高める啓蒙を行うなど必要に応じたルール作りが求められているのではないでしょうか。

 厳しいルールを作っても逆に、守ることが業務運営上、困難であると、かえって社内ルールは誰も守っていないのだから、守る必要がないとか、そんなルールがあったのですかなどというモラルハザードを招きます。
 せっかくコストをかけ、業務効率も妥協してルール作りをしてもこの有様ではいけません。
 
 

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posted by NAY at 15:38| 企業経営理論

2008年04月27日

組織と構成員の有機的連携と人間関係の希薄化がおこす問題とは?

 人間関係の希薄化が進んでいると指摘する新聞記事が増えていますが、企業内の人間関係の希薄化も進んでいます。人間関係の希薄化が就業意欲の低下、メンタル問題等のトラブルの誘発の原因となっているという指摘もあります。

  これに対し、一部の企業の中では、従業員間の有機的な連携を促すため、人的交流を促すイベントや、社内での近況を伝える社報等の利用方法を再度見直す動きがあります。また、従業員がかかえる悩み問題など話し合う場を設けたり、解決するための意見交換の場を設けるなどの取り組みが始まっています。
 業態、組織の規模によって望まれる人間関係は多様になるものと思われますが、経営者がそもそもこの問題にまったく無関心であることは、従業員の知恵や能力を最大限に生かすことはできなくなって行くような気がしています。但し、若い世代の中に、あまり会社での濃厚な関係を拒絶する人も増えているので、そのような方をどのように取り組んでいくかは1つの課題になりそうです。

 
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posted by NAY at 11:41| 企業経営理論

2008年04月17日

ベンチャー企業の倒産激増から学ぶもの

 帝国データバンクのウェブサイト上の記事によれば、ベンチャー企業は、資産背景や確固たる営業基盤を持たない場合が多く、ベンチャー企業を含む中小企業全体の資金調達環境も悪化しており、厳しい立場に置かれ、ベンチャー企業の倒産が大幅増加の傾向を示しているとのことである。同記事は、ベンチャー企業は、市場開拓の以前に、投資が先行して負債が膨らむ傾向があるばかりではなく、経営の基盤が脆弱な事例が多く、環境の変化に対応できないケースが多いとも指摘している。
 もっとも、こればかりではなく、社内の体制の不備による経営資源、人材の散逸等を原因とする事例もあり、厳しい状況であるからこそ、きちんとした変化に対応できるだけの市場調査、事業計画、組織計画等を立案した上で、経営理念としても潜在的負債や潜在的紛争をできる限り排除することも強く意識し、対応しなければなりません。このような周到な対策を打たなければ生き残れない厳しい時代になったと考えます。
 慎重な経営ではベンチャーではない。成長を目指して挑戦することこそがベンチャーの経営理念だという考えもあるかもしれませんが、攻守のバランスのうち「守る」部分をきちんと考えることも重要であると思います。


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posted by NAY at 22:45| 企業経営理論

2007年12月26日

ベンチャー企業の仲良し経営の落とし穴

 創業時は顔の知れた友人同士で企業を立ち上げる。そんなベンチャー企業は多いかもしれません。しかし、これを逆手にとって反社会的勢力がベンチャー企業を食い物にする例があります。確かに気の知れた人間同士で企業経営することは良いことのように見えます。しかし、企業経営というのは一定の緊張感があるものです。仲良しお友達経営ではその緊張感を欠くばかりか、学生時代の遊び仲間だったから、という理由で、人材を経営に参加させていないでしょうか。このような判断ではリスクを回避するためのフィルターは働きません。反社会的勢力は、一見まともに見える人間を送り込んでくることもありますし、しかも学生時代の友人という場合は、なかなか縁故で人を雇うと小規模な段階ではなかなか辞めてもらう心理が働きにくいことを彼らは知っているのです。
 いったん反社会的勢力に足を踏み入れた人たちのなかには、平気で友人をヤミ社会に売り飛ばすことを行います。特にベンチャー企業の経営者の皆さんは、遊び仲間だったからという仲良し経営の落とし穴に十分に気をつけてください。

 このようなことからすれば、コンプライアンス体制が不十分なベンチャー企業において、たとえ友人であったとしても、初期段階で株式の分散することはお勧めできません。株式の分散は本来、信頼関係が醸成されてから行うべきだと思います。また、株式によらなくても、やけに単価の高い取引を持ちかけてきたりしているなら、きちんとしたコスト意識に基づいて、そのような取引の誘いにのらないようにしてください。。
 

 
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posted by NAY at 02:53| 企業経営理論

2007年10月11日

企業経営理論 人材の能力開発

 企業法務の仕事をしていると企業経営理論の学習の必要性を感じることがあります。社会が変動している昨今、新しい市場や新規事業開拓に乗り出すことを計画している企業の皆さんはどのように人材を育成をする体制を構築する際にもそれを感じることがあります。例えば、企業経営者の皆さんは、次の時代の社内体制を整備する際、人財育成はどのような理念に従って行えばいいとお考えでしょうか。
 これまで、中小企業では、制度的体系的な研修制度はコストがかかることから実現せず、OJT(オンザジョブトレーニング)として、実際に仕事を行いながら、上司や先輩などが新人を教育している体制を組んでいることが多かったのではないでしょうか。しかし、これでは、短期的思考にとらわれたり、教育する上司や先輩の経験に教育効果が左右され、体系的な知識技術の習得が困難なことがあります。
 しかも、新しい分野に投入する人材を育成するにはこのような、既存の経験・ノウハウに基づく指導体制ではやはり、有能な人材を育成するのが難しいのが実状です。このような場合にOFFJT(オフザジョブトレーニング)や、従業員自身の自己啓発活動を支援する制度を併用して、新たな情報を組織的に取り込んでいくことが望ましい場合があります。このような観点からのアドバイスも心がけていきたいと思っています。


 もちろん、中小企業のみならず弁護士の業界もOFFJT(オフザジョブトレーニング)や、これまでの既存の概念にとらわれない自己啓発活動が必要な時代になってきました。既存の価値観のよい部分は継承しつつも、新しい意識を持って、法律職という専門性を磨きつつ周辺領域の研究も続けていきたいと考えています。
 
 
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posted by NAY at 00:22| 企業経営理論