2007年12月07日

ベンチャー企業及び中小企業向け企業防衛のための契約実務 雛形の落とし穴

 契約の雛型についてのハウツー本やサイトが多く公表されていますが、皆さんは、雛型で会社の重要な資産や潜在的なリスクをすべて回避できると誤解されていませんでしょうか。契約書の雛型というものは中立的に書かれているものやある一定の立場に立って作成されているものが多く、それを十分に理解して契約書を作成しないと自分の首を絞めるということは多いものです。現実にいろいろと調べて作ったのですがと相談にいらっしゃる企業さんにおいて、致命的なミスを犯していることもあります。


 例えば、中小企業やベンチャー企業さんが大企業から基本合意書や基本取引合意書などの名目で契約書案を提示されることが多く、各種ハウツー本の雛型もこれに習って作成されている場合があり、どうもこれに毒されているのか、本来大企業側に有利に作成されているにもかかわらず、
 
 「先生、この条項は良く見ますし、ハウツー本にも記載があるので大丈夫ですよね?」

 と相談されることがあります。しかし、基本合意書1つとっても、発注側にたって作るか受注側に立って作るか、在庫の権利の移転時期、検収の基準の決め方、瑕疵があった場合の責任分担などでその内容は大きく異なります。さらに場合によっては、下請法、独占禁止法、営業秘密、知的財産権などの分野も十分に検討しなければならないケースも多くあるのです。また、法律的な問題のみならず、ビジネス面でトラブルにならないように契約書に交渉の材料となるような条項を入れ込むこともあるのです。

 ここ総合的に検討するにはハウツー本ではもはや調べることはできません。ところら、ここまでやらないと本当にリスクヘッジは出来ないのです。目先のコスト削減にとらわれずに、確実なリスクヘッジを心がけるためにも早期にご相談下さい。契約書の文言だけにとどまらない取引における取引におけるリスクマネジメントのアドバイスも併せてさせていただきます。


 
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posted by NAY at 01:04| ベンチャー支援