2013年09月16日

企業法務における弁護士業務と今後

弁護士の業務は、契約書、知的財産、会社法、金商法の手続き、独占禁止法、事業再生、訴訟等に集約されがちだし、何かが起こらないと相談が発生しないという意識やイメージが著しく強い。しかし本当に我々に必要とされている業務は、それだけであろうか。もちろん異なる。これらの法律的な紛争や手続きから、予防的な問題、戦略的に法律を活用していく場面は多く存在する。だからこそ、弁護士は、企業経営において、経営企画の段階からのコミットが必要なのである。当職は、これまでこのようなことを強く心かげてきたし、今後も強化したい。何かあってから相談では明らかに遅いのである。新しい事業を開始する時点でそこからが弁護士がアドバイスすべきスタートラインである。

病気を例に例えれば、末期がんになって医者に相談に行けばもはや手遅れになっていることも多い。法律問題においても、相談に来た時には遅いなんてこともある。よくクライアント以外の経営者の方で、先生には今相談することは発生していないから大丈夫ですよということをおっしゃる方がいらっしゃいますが、そうではありません。本当にリスクと向き合って、リスクをマネジメントするために、どれだけの潜在的なリスクがあるかそれを洗い出す必要があるのだと思います。

そういった業務から取り組んでこそ、本当の企業に対する弁護だと信じている。だからこそ、リスクマネジメントのノウハウについても精通しようと日々研鑽をつんでいる。まだまだやるべきことは多い。

posted by NAY at 23:13| 企業法務全般