弁護士費用等が支払えない個人の法的サービスを拡充するための法テラスという組織ができたが、これまで、中小企業を支援するために法的なコストを支援しようとする考えはでてきていませんでした。しかし、中小企業やベンチャー企業を支援を業務の1つとしている私としては、ベンチャー企業及び中小企業版リーガルエイドの制度の必要性を感じています。
もちろん、自治体と金融機関が連携した研究開発助成とか倒産防止の融資制度とかはありますが、これも審査が遅く不十分です。しかも、自治体によっては、大企業が中小企業の子会社であるということだけでこの助成等の対象外にしてしまっているケースも多く見られます。このように事業資金の融通手段も不十分なわけですから、ベンチャー企業や中小企業版リーガルエイドなど現実性のない制度なのかもしれません。しかし、日本の術立国を守ってきたのは中小企業であるという側面を忘れてはいけません。
私が出来ることにも限界があるのは当然ですが、ベンチャー企業や中小企業の法的基盤を整備するために少しでも力になりたいと思います。ベンチャー企業や中小企業でお困りの方はお気軽にご相談下さい。
2007年10月08日
中小企業版リーガルエイドの必要性
posted by NAY at 03:18| 中小企業支援