西村あさひ法律事務所にて様々な分野の企業法務を経験し、弁護士法人漆間総合法律事務所設立。IT系及び情報リスクマネジメントの知見を有しつつ、グローバル展開を目指すベンチャー企業、上場企業・中堅企業の顧問弁護士及び社外役員としての経験を有する。近時はコーポレートガバナンス強化支援のため、公認不正検査士協会、日本監査役協会、日本内部統制研究学会、コーポレートガバナンスネットワーク等の会員として、取締役会評価と改善支援、社外役員等への教育支援について注力している。
2011年11月09日
デジタルコンテンツ、ソフトウェアのコピーコントロールで話題になることが多かったDRM技術であるが、なかなかセキュリティ対策としてのコストとして、運用上の柔軟対応ができない場合があり、サービスの足かせになってしまうこともあり、柔軟性を重視して、DRMのコントロールを緩めると、逆に後でコピーが出回ること本末転倒な事態となってしまう。
しかしながら、このDRM技術、最近では、企業の個人情報の保護や営業秘密を記録した電子データの管理の一手法としての使い方が出てきており、常日頃から製造業やIT企業などのこの分野についてアドバイスを行っている小職としては大変参考になるお話であった。やはり個人情報の漏えいについては、いま議論されている消費者の集団訴訟の制度に対するプロテクションの観点から、非常に有益なソリューションとなる可能性があるほか、営業秘密に関しても、特に漏洩事例が多い退職者の情報持ち逃げなどについて、個別に退職者を不正競争防止法で摘発するよりも記録された情報を使えなくする点で非常に有益である。
今後、法律だけではなく、こういった技術についても広くアンテナを張り、セキュリティの会社とも連携して高度なアドバイスを実現したいと考えています。
ご相談、顧問弁護士のご依頼、お問い合わせはこちら
posted by NAY at 11:08|
知的財産
カテゴリ
企業法務弁護士サイトからのRSS取得
本ブログは行政の企業支援の動向や新しい法制度等をご紹介しておりますが、本ブログは個別の事例における法的アドバイスを提供するものではありません。また、記載内容の真実性、正確性、完全性を保証するものでは在りません。したがって、本ブログ記載事項を信用して生じた損害等についてはついては何ら責任を負えませんので予めご了承下さい。必ず専門家に相談して活用してください。
リンク集
最近の記事
TwitterからのRSS取得
<< 2016年06月 >>
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
|
|
|
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
|
|
過去ログ
検索ボックス