2010年11月10日

不況下で生き残っている企業に学ぶ知財・法務戦略

リーマンショック・円高と度重なる不況下に生き残った企業に共通して言えることは、今ある売上げを守れることだ。これは営業的な観点からは当然であるが、私がお話したいのはそのお話ではない。

基本的な債権回収に始まり、共同研究開発時の情報管理方法、自社開発の知財戦略、これらに全くコストをかけていなかった企業に関しては、その企業のコアとなる経営資源を守れずに、倒産ないし売上の大幅減少、自社のモノ作りから下請けへの格下げなどの憂き目にあっている例は少なくない。一部製造業の利益率の低下の要因になってもいる。

では、専門家に相談すればいいのか。法律又は特許、意匠、商標といった産業財産権を活用すればいいのかそれだけでは足りない。これらを複合的かつ有機的に活用して、自社でかけられるコストにも目を向けながら、戦略を練らなければならない。契約1つをとっても、企業の実情に応じて継続的かつ統一的な戦略が現れるというものです。知財戦略も、技術分野や最終製品の特性によっても全く異なってくる。
特許戦略なのか、ブラックボックス化なのか。1つ1つの企業によって最終的な戦略は異なってくる。

実際、私の場合、顧問先に対しても、人員、製品の特性、コスト感覚、技術の状況に応じて、企業毎に異なるアドバイスになっている。
私の顧問先に限らず、多くの成功例では、共同研究開発を行った後、研究開発のパートナーと自社製品化を実現したり、不当な要求に屈することなく、自社の技術上の情報資源を確保することに成功している企業があり、企業防衛に成功し、経営環境が厳しくても大きく負けるリスクは最小限に抑えられている。ベンチャーや中小企業は、このことをより理解してもらいたい。

私は、弁護士業務のみに拘泥せず、日本の底力を支援するために、あらゆる側面で、全力を尽くします。


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posted by NAY at 13:24| 企業法務全般