2010年07月13日

最高裁、会社分割を巡る従業員転籍、事前協議なければ無効を判示

最高裁は、会社分割を巡る従業員転籍、事前協議なければ無効と判断しました。
分割会社からの説明や協議の内容が不十分である場合を違法としています。協議が全くない場合についての判事部分は当然の帰結として良いとしても、協議の内容が不十分であるとは具体的にはどこまでの内容か不明確に思います。この事例では、協議が不十分ではないとしていますが、このようなあいまいな基準は労働法分野ではあまりにも多く、問題は、後から協議が不十分だと言い出されて問題とされないようにするにはどこまでの協議が必要か法的安定性を重視した明確な基準が必要です。

 

会社分割を巡る従業員転籍については、これまでも協議を開催し、理解を得て、さらに記録化は言われていたことですが、最高裁が改めてこの点を明らかにしたことで、これまで以上に、十分な説明を経て協議を経たことを記録化が求められるものと思われます。
 
参考:記事判決本文

御相談、顧問弁護士のご依頼、お問い合わせはこちら
naylaw16をフォローしましょう 

posted by NAY at 01:46| 倒産・事業再生・M&A