2010年05月24日

エフオーアイ破産

有価証券届出書に虚偽の決算を記載し金融商品取引法違反に問われ、上場廃止決定を受けたエフオーアイが先週末自己破産の申請を行った。今回の例は、監査法人に対しても欺くような行為もあったようであるが、拙速な上場が企業の存続の問題にもつながる良い典型例であるといえる。
上場は簡単ではないし、いったん上場すれば市場から資金を調達する以上無責任なことは許されない。100億円規模での売上水増しの行為は正直申し上げて異常であるといわざるを得ない。主幹事証券会社、監査法人もなぜそれを見抜けなかったのか。仮に、欺く行為があったとしても、どうして見抜けなかったのか原因の究明は急務である。
もっとも、このような水増し行為があることは、社内のコンプライアンス、リスクマネジメント体制が論外であったことは間違いない。このような体制づくり、意識作りは上場準備を行う前から強く意識しなければならない。
このようなレベルの意識で経営を行っているようであれば、上場しなくてもいずれ問題を抱えることになる。上場に限らず、法律・リスクマネジメントにもっと強く意識を持って経営に取り組んでもらいたい。

今回の件は、何にもまして、違法行為に関与していない従業員が気の毒でならない。
 

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posted by NAY at 04:22| IPO(株式上場)支援