2010年04月22日

TDBの民事再生終結後の企業調査について

帝国データバンクが民事再生終結後の企業について、調査を行い報告書を公表している。業界別にはやはり建設業が厳しさを増している他、気になるのは負債5億円以下の小規模の民事再生の再倒産率が絶対的には高い水準ではないものの、他の大型事案に比べて相対的に高い点です。スポンサーがつきにくく自主再建を行う事例も多い他、業態によっては民事再生が向かないにもかかわらず申請が避けられない段階まで放置されてしまった事例もあるかもしれません。手続きの選択肢としてより早期に私的再生の手段をとりえなかったのかなども検証の余地があります。


再生の手法は様々ですが、早ければ早いほどのその選択肢は広がります。最近は小規模・中規模の事業再生案件では、事業承継問題が伴っている事例が多くみられ、再生後の役員が責任をとった後の後継者の選定が難しい事例も散見されます。より早期に、後継者の育成・選定も含め事業の再構築を考えることも経営者の責任になってきていると思いますし、相談を受ける専門家も経営者への正しい再生方法の指南のため研鑽を積まなければなりません。


特に小・中規模の企業の破産はその後の従業員の生活にも多大な影響を及ぼすことが多く、厳しい事例も多いです。倒産を回避し、雇用を守る我々専門家もそのような視点を持って事業再生案件にとりくまなければなりません。


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posted by NAY at 13:34| Comment(0) | 倒産・事業再生・M&A
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