2010年02月10日

トヨタハイブリッド車リコール問題に見るものづくり企業共通の課題

車以外の製造業において、トヨタのハイブリッド車を巡るリコール問題は、対岸の火事とみていてよいだろうか。もちろん品質のマネジメントという意味では、今回の問題は教訓にできるにしても、今回、外国の部品やABS装置のプログラムの問題が話題に出ているようですが、デジタル家電を始め、いまやエンベデットでのプログラムの活用はモノづくりに不可欠となってきている。


車などであってもやがて、大企業の基幹システム並みに開発工数のかかるシステムの構築がいずれ必要となるといわれており、日本国内のみでシステム開発が完結するものがさらに少なくなる可能性がある。すでに部品などでは海外の安価な部品にシフトしている業界が多くなってきていることは言うまでもない。

 

このような傾向が否定できない以上、外国に外注したシステム開発や部品の問題について、他人事と考えてはいけない。外国製品を導入するにしても最終製品のPL対策、リコール対策について今後の課題を今回のトヨタの問題は示唆しているように思います。そこには技術的、法的問題のみならず、政治的な外交戦略も踏まえてリスクマネジメントをしていかねばらなない要素も含んでいると思います。
 

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posted by NAY at 10:59| Comment(0) | 日記
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