2008年04月17日

ベンチャー企業の倒産激増から学ぶもの

 帝国データバンクのウェブサイト上の記事によれば、ベンチャー企業は、資産背景や確固たる営業基盤を持たない場合が多く、ベンチャー企業を含む中小企業全体の資金調達環境も悪化しており、厳しい立場に置かれ、ベンチャー企業の倒産が大幅増加の傾向を示しているとのことである。同記事は、ベンチャー企業は、市場開拓の以前に、投資が先行して負債が膨らむ傾向があるばかりではなく、経営の基盤が脆弱な事例が多く、環境の変化に対応できないケースが多いとも指摘している。
 もっとも、こればかりではなく、社内の体制の不備による経営資源、人材の散逸等を原因とする事例もあり、厳しい状況であるからこそ、きちんとした変化に対応できるだけの市場調査、事業計画、組織計画等を立案した上で、経営理念としても潜在的負債や潜在的紛争をできる限り排除することも強く意識し、対応しなければなりません。このような周到な対策を打たなければ生き残れない厳しい時代になったと考えます。
 慎重な経営ではベンチャーではない。成長を目指して挑戦することこそがベンチャーの経営理念だという考えもあるかもしれませんが、攻守のバランスのうち「守る」部分をきちんと考えることも重要であると思います。


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posted by NAY at 22:45| 企業経営理論